備忘録

思いついたことを書いたり、書かなかったり

花火

 家から出るとすぐに花火が見える。

 

 轟音をまき散らしているのに打ちあがった姿は美しい。うるさいのにキレイなんて、なんとも矛盾を孕んでいそう。

 

 ちなみに仕事が終わっていないので花火は見られない。すぐそこで盛り上がっているのに近づけないって、なんだか物悲しい感じがするなあ。

 

 打ち上がるたびに部屋が揺れる。タバコを吸うために換気扇を回すと、ほんのり火薬の匂いが漂う。隔絶されたところから間接的に味わう花火も悪くないかもしれない。

 

 花火は個人的に人間があまりいないところで静かに眺めたい。